坐骨神経痛、ヘルニア（50代、男性、会社員）

半年以上前から、右の腰から太ももにかけて痛みとシビレがある。
座っているときに、特に痛みを感じる。

病院では腰部椎間板ヘルニア、もしくは坐骨神経痛と診断される。

接骨院に十数回通ったが、まったく改善無し。
その後、カイロプラクティックのお店にも３件行ったが改善しない。
（それぞれ３回ずつの通院。）
そのときは多少楽に感じるものの、翌日には元の痛みに戻ってしまうとのこと。
他に整体へも行ったが、効果なし。

そのような流れで、当院にもダメ元で、試しに来てみた、とのこと。

観察・見立て

右股関節に大きな歪みを確認。
下方への転移と、外転気味。
また、肩甲骨の左右差も大きい。
長年の姿勢の歪みが影響していると推察。

施術・指導

施術は全身の標準調整を行う。
特に、股関節、臀部、腰部の筋肉の過緊張を丁寧に弛める。
日によって特に弛める筋肉を少しずつ変え、それぞれの反応を確かめる。

また、普段の姿勢についての指導を行う。

通院期間、３ヶ月、施術回数、１０回。

最初の５回は、４～５日に１回のペースで来院。

初回施術後は、まったく変化なし。
しかし、その翌日から翌々日にかけて、痛みがやや軽減したとのこと。（10→7くらい）
その状態が２日ほど続いた。

同時に、いままでなかったシビレを感じだしたが、それは１日で治まったとのこと。
（好転反応としての現れであろうことを改めて説明。）

その後何回か来院するに連れて、痛みの程度がより軽減していく。（10→7→6→5）
また、良い状態をキープできる期間も長くなっていった。（２日→３日→４日）

４～５日に１回程度のペースで来院している以上は、ほとんど痛みが気にならなくなった。（10→2くらい）

（※これまで色んな治療院へ通ったけど、ここまで変化したのは初めてとのこと。
もともとは当院へも、ダメもとで３回くらい通ってみるつもりだったが、このまましばらく通院の継続を希望したいとのこと。）

良いバランスの状態が身体に馴染んできたと判断し、通院の間隔を７日～１０日に１回のペースへ。　

２、３回繰り返したのち、この期間に関しても良い状態を維持できるようになった為、通院の間隔を２週間～３週間に１回にペースへ。

約１ヶ月が経っても痛みはまったく気にならなくなった為、無事、卒業。（10→0）

良かったですね！
これまで何件も色んなお店を回られて、なかには同じところに１０回以上通っても全然改善しない、という状況でいらっしゃいました。

そんななか、当院にてすっかりと解決されたご様子を拝見し、私も嬉しい限りです。

さて、来院される皆さまにはいつも申し上げておりますが、私は治しているわけではありません。
ただただ、疲弊している筋肉の緊張を弛めているだけです。
言い変えれば、身体のバランスを整えているだけです。

外から「治そう」と操作しなくても、身体の中のバランスさえ整えば、身体は自然と良い状態へ戻っていきます。
じわじわと、段階を経て。

そんなプロセスを実感して頂けたのではないかと思います。

だんだん減らしていくという通院ペースの推移など、理想通りに改善されました。

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