エンデの遺言 ―根源からお金を問うこと

エンデの遺言 ―根源からお金を問うこと

「モモ」「果てしない物語」などの作者であるミヒャエル・エンデ。

「お金」という、誰もが身近で当たり前に使っている存在に、疑問を呈す。

本来は「道具」にすぎないはずのお金が、いまでは存在を変えている。
お金が主人であり、わたしたちはその「奴隷」になってしまっている。

働いてもいっこうに豊かさを得られない人々がいる一方で、何もせずとも資産を持て余す人もいる。

お金の何がそんなに問題なのだろうか?

「価値を交換する」
「価値の尺度を図る」

これらの機能についてはまったく問題ない。
人々の生活を、円滑に、便利にする「道具」としての機能だ。

問題は
「価値が保存される(むしろ、時間と共に増える)」
ということだ。

お金の対価として実際に扱われる「モノ」は、本来すべて有限だ。
地球上に存在する限られた資源だから、いつかは腐り、循環する。
それが自然の摂理だ。

それに対し、「モノ」と同等であるはずのお金の価値は、決して減らない。
むしろ、利子によって増えていく。

このギャップこそが、お金によって生まれる様々な不幸の原因だと、エンデは考える。

というのも、増え続けるお金の価値に見合う「モノ」はやがて無くなる。

その結果として、資源の枯渇や砂漠化など自然環境の悪化や、地球レベルでの貧富の差の拡大など、社会に歪みが生まれている。

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村地友寛

村地友寛

自律神経専門「無痛整体ながれ堂」代表。元証券会社営業マン。会社員時代に自律神経失調症となり、心療内科で精神薬を3種類処方されながら休職していたが、一向に回復せず。その後、整体と生活改善によって無事に根本的に解決した経験を持つ。その後、自分自身も脱サラして整体師へと転身。現在は、「自律神経の不調は自然治癒で回復することが、社会常識になる」という夢に向けて活動中。整体院だけでなく、後進の育成や、プロ治療家向けの勉強会なども開催している。

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