病院で良くならない方へ(1)

病院で良くならない方へ(1)

当院には、「病院へ行っても良くならなかった」というお悩みを持つ方が、よくいらっしゃいます。

なかには、「良くならない」どころか、
「余計に悪くなってしまった」「もうどうすれば良いのか分からない」
と、途方に暮れてしまっているような方々もいらっしゃいます。

しかしそのような多くの方が、いまではすっかり良くなり、快適に、元気に生活されています。

それは何故なのか、それには明確な理由があります。
このページにて、説明させて頂きます。

まず最初にお断りしておきますが、私は間違っても「ゴッドハンド」と言われるようなすごい存在では絶対にないし、何も特別なことなどはできません。
変な宗教でもないので、ご安心ください。
また、現在の医療や病院をやみくもに批判するつもりもありません。

ただ私は、私なりに、次のことをきちんと説明できます。

それは、

  • あなたがなぜ、病院で良くならなかったのか。
  • なぜ、当院で良くなるのか。
    ということです。

これらは、文字にするといささか長く感じられるかもしれませんが、その本質は極めてシンプルで当たり前なことです。
しかし、世間一般ではあまり考えられていない現状だと感じます。

そのことに納得されて、共感されるからこそ、「病院へ行っても良くならなかった」という数々の不調がすんなり改善されています。

良くなるための道を歩めば、当たり前に良くなるはずなんです。
ただ、多くの場合、その方向が間違っているだけです。

だから、お医者さんから、「年だから諦めてください」と言われたり、「もう手術しかないですね」と言われても、どうか絶望しないでください。

それはあくまで、「病院では」「西洋医学では」それしか方法がないという前提でのお話です。

ではまず、なぜ病院で良くならないのかについて、私なりの見解をお話します。

病院へ行っても良くならない理由。

多くの方が、病院へ行っても良くならない、という理由。

結論を言うと、それは、病院の専門外のことを、病院へ求めているからだと思います。
言い換えると、病院で「できない」ことを、病院へ求めているからです。

西洋医学は確かに素晴らしい技術だと思います。
この療法に救われた方は、それはもうたくさんいらっしゃるはずです。
偉大な療法であることに、まったく否定はしません。
心から、素晴らしい技術だと思います。

しかし決して、「万能」ではありません。
「できること」「できないこと」があります。
(西洋医学に限らず、どんな療法でもそうだと思いますが。)

しかし多くの方が、病院(西洋医学)のことをほとんど万能であるか、少なくともその他様々な療法よりもよっぽど効果があると思い込んでいる現状です。

だから「できない」ことまで求めてしまう。
病院の「役割」以上のことを求めてしまう。

「病院へ行っても良くならない」とお悩みの場合の、全ての原因はここにあると、私は考えています。


それはまるで、ピザを食べに、お寿司屋さんに行くようなものです。
たとえどれだけおいしいお寿司を出すお店であろうと、ピザはでてきませんよね(^^;

「ピザを食べに行ったのに、食べれなかった。。。」
と嘆かれても、それは食べれなくて当然です。

お店選びから間違っているのだから。

それと同様に、
「病院へ行っても良くならなかった」
と嘆かれても、それは良くならなくて当然です。

あなたの望みの専門外のところへ行っているのだから。

さて、それでは具体的に説明致します。

  • 病院はそもそも何が「できる」ところなのか。
  • 病院で「できない」ことはなにか。
  • 皆さんは病院へ何を求めているのか。
  • なぜ多くの方が、「できない」はずのことを病院へ求めてしまうのか。

この順番でお話します。

病院で「できること」と「できないこと 」

まず、病院(西洋医学)でできること。
それは、「症状を抑える」ということです。
つまり、「応急処置」ですね。

これについて西洋医学は、素晴らしい技術であり、素晴らしい療法です。
例えば、放っておいたら手遅れになってしまうような人を救う「救急科」などは、まさに命の恩人だと思います。

次に、病院(西洋医学)でできないこと。
これは「治す」ということです。

「症状を抑えること」と、病気や怪我が「治る」ということは、まったく別の問題です。

「え?症状が無くなる=治ってるってことなんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、違います。
それについては、この先に詳しく説明していますので是非ご覧ください。

また、
「症状を抑えている間に、次第に治っていくんじゃないの?」
と思われるかもしれません。

これについては、たしかに、うまくいけばそうなります。
これは厳密には、症状を抑えているうちに、自然治癒力(自身を治していく力)の働きによって、治っていくということです。

しかし多くの場合は、むしろ正反対のことが起こります。
つまり、「症状を抑える」と、「治らない」ということ。

それどころか、「症状を抑える」ほどに、「余計に悪くなってしまう」という場合さえもあります。
例えば「別の病気」になってしまったり、たとえすぐに別の病気にならなくても、「潜在的な不調のもと」を手に入れしまう可能性は大です。

よって、病院(西洋医学)で治療を受けられる以上、これらの「できること(=応急処置)」「できないこと(=治すこと)」そして「デメリット(=余計に悪くなってしまうこと)」、その全てを把握して判断することが大切だと思います。


ここまでを読まれて、ひょっとしたらあなたのこれまでの「常識」とはあまりに違う考えで、戸惑われるかもしれません。

「病院は病気を治すところに決まってるじゃないか。」
「何てチンプンカンプンなことを言っているんだ。」
「言っている意味がよく分からない」

などと思われるかもしれません。

そこで次に、分かりやすい例として「風邪」を例に挙げて、西洋医学が「できること」「できないこと」そして余計に悪くなる「デメリット」を具体的にお話ししてみます。

風邪の例

風邪をひいて、発熱、咳、鼻水、嘔吐などの症状がある場合。
基本的には放っておけばそのうち勝手に治りますよね。

ここでもし薬や点滴を使うなら、それによって「できること」「できないこと」「デメリット」は次の通りです。





【できること】
・症状を抑えること

具体的には、
・熱が下がる
・咳が止まる
・くしゃみや鼻水が止まる
・吐き気がおさまる

【できないこと】
・治すこと

具体的には
・風邪の根本的な原因であるウイルスを退治すること。
(これができたらノーベル賞ものだと言われています。)

【デメリット】
・免疫力が下がり、完治する(ウイルスがいなくなる)までのスピードが、本来よりも遅くなる。
・免疫力が下がり、病原体が体内に侵入しやすくなり(または体内に居続けやすくなり)、別の病気の原因になる。

具体的には、
・ウイルスを倒すために熱が上がっているのに、それを下げてしまうことによって、ウイルスが生き続ける。
・体内の毒素を体外へ排出する為に咳やくしゃみ鼻水が出るのに、それを止めてしまうことによって、毒素を体内へ溜め込み続ける。





以上となります。
西洋医学にて対処される場合、これら3つの要素を比べて、総合的に判断すべきと思います。

なかには、いくらデメリットがあっても「どうしても症状を抑えたい」という場合もあるかと思います。

例えば風邪の例であれば、今日もしくは明日など直近で、
「大切な試合やプレゼンなどがあって、鼻水ズビズビしてるわけにはいかない」
「静かな場所へ行くから、どうしてもゴホゴホと咳の音を立てるわけにいかない」
など。

こんなとき、薬や点滴などで対処してもらえば、その目的は叶います。
しかしその代償として、上記のようなデメリットがあることを把握し、覚悟しておくことが必要です。

その上でのご判断であれば、まったく問題ないと思います。
しかし、「症状を抑えて」尚且つ「治す」ことを目的とされているのであれば、それはまったくのお門違いだと思います。

ちなみに上記の例(風邪)はあくまで一例です。 
頭痛、不眠症、めまい、高血圧、糖尿病、うつ病、アトピーなどなど、その他どんなことでも同様だと思います。

~まとめ~

西洋医学の治療を受けるということは、「応急処置」をしているということです。
長期間、薬の常用などをされている場合は、「応急処置」を延々と続けているに過ぎません。

それは決して、「治している」わけではありません。

それどころか、長期的に見て余計にカラダに悪いものを取り込んでいます。
それは一時的に瞬時に症状を抑えるというすごい効果の代償として、切り離せません。

これらが良いとか悪いとかではなくて、そういうものだということをしっかり理解しておくことが大切だと思います。

病院へ、実現不可能なことを求めている

多くの方は病院(西洋医学)に対して、「治ること」を求めているのではないでしょうか。

私は過去の自分自身や、当院へ来院される方々とのお話を通じて、そのように感じます。

本来まったく別物である「症状を抑えること」と「治ること」を同じものだと誤解されていたり、「症状を抑えて」尚且つ「治る」ことを望んでいらっしゃたり。。。。

それは残念ながら、幻想だと思います。

再び先ほどの風邪の例で表現すれば、
「熱を下げて咳を抑える」と同時に、「原因であるウイルスを退治すること」はできません。
両者は相反していて、それを同時に行うというのは矛盾しています。

「空を飛びながら、同時に水中を潜る」というようなものです。

無理なんです。

まずはその現実を知り、実現不可能な理想を捨て去り、事実と向き合うことが必要かと思います。

ちなみに当院では、このことをしっかり腑に落として納得される方は、総じて不調改善されるケースが多いです。

何か引っかかることがあれば、どんなことでも遠慮なく質問して頂きます。
それに対し、私は決して「言いくるめよう」なんてしません。
自分なりの解釈をするのみです。

それについて、どう受け取られるかはご本人にお任せします。(当たり前ですが)

ただ事実として、ご自身のなかで納得される方は、皆さん改善に向かわれています。

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村地友寛

村地友寛

自律神経専門「無痛整体ながれ堂」代表。元証券会社営業マン。会社員時代に自律神経失調症となり、心療内科で精神薬を3種類処方されながら休職していたが、一向に回復せず。その後、整体と生活改善によって無事に根本的に解決した経験を持つ。その後、自分自身も脱サラして整体師へと転身。現在は、「自律神経の不調は自然治癒で回復することが、社会常識になる」という夢に向けて活動中。整体院だけでなく、後進の育成や、プロ治療家向けの勉強会なども開催している。

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