ながれ堂 図書室
このページでは、院長村地がオススメしたい本を紹介していきます。
タイトルをクリックすると、専用ページに移ります。
そこでは要約や引用、わたしの所感などを記しています。
人生
この地球上で唯一、自然の摂理に反し、腐らずにむしろ増え続ける「おカネ」。
有限な資源と、無限に増えるおカネとのギャップが、社会に様々な歪みを作ってしまっている。
エンデの代表作「モモ」で語られた真意は、実は時間ではなく「おカネ」の概念だった。
岡山県の田舎の方にある、小さくて不思議なパン屋の物語。
経営理念はなんと、「利潤を出さない」こと。
利潤を求め続けるが故に歪んでいく社会に疑問を呈し、「小さくても自分が正しいと思えることがしたい」という思いのもと、自然に寄り添いながら経営する。
健康
免疫学の世界的な権威である安保 徹先生の著書。
「薬は症状を和らげてくれるが、決して治してくれるものではない。」
ということを、分かりやすく説明されています。
また、単に治らないどころか、今後も別の新たな病気になりやすくなる、と警笛を鳴らしています。
- 薬剤師の私が実践する薬に頼らず健康に暮らす27の習慣/宇多川久美子
薬剤師として現場に立つなかで、「医学が進歩するほどに、患者が増え、薬漬けになっていく」という矛盾を感じた宇多川さん。
この本では、主に「生活習慣病」について、「薬と免疫力の関係」や「現代医療のおかしさ」に着目して書かれています。
- 薬剤師は薬を飲まない / 宇多川久美子
- 薬が病気をつくる / 宇多川久美子
- 一生、薬がいらない体のつくり方
添加物業界の裏側を告発する、はじめての書籍。
これまで表に現れてこなかった添加物のデメリットについて、分かりやすく解説されている。
著者の阿部司氏は、食品添加物業界の元トップ営業マンという経歴を持つ。
- 自然形体療法 / 山田洋
- 足首を回すだけで9割の痛みは治る! / 岩間良充
著者は作家・エッセイストの下田治美さん。
著者自身による「うつ病」の実体験と、患者や医師への取材を元にしたエッセイ的な内容です。
医原病と言ってよいであろう薬漬けの状態にされ、回復しないどころか悪化をたどる人々の立場に立ち、「精神科医たち」を歯に衣着せぬ言葉でバッサバッサとぶったぎっていきます。
著者は精神科、内科を経て、現在は企業の産業医。
様々な人の処方箋、診断書を見る機会があるなか、多くの精神科医の処方の仕方に、「ワケが分からない」と感じることがしばしば。
現場で見て来た実例をもとに、精神医療の裏側や問題点を叫ぶ。
著者は、有名ブログ「精神医療の真実 ~聞かせてください、あなたの体験~」の管理人。
この本では、向精神薬の大きな問題である「依存」に焦点をあてて語られています。
机上の「学問」ではなく、実際の「体験談」ばかりを集めた内容です。