このページでは、「なぜ整体院である当院で、自律神経の不調が解決するのか」という理由を説明しています。
具体的には、
- なぜ、当院「ながれ堂」で【一時しのぎ】ではない【解決】をサポートできるのか?
- 自律神経不調の真の【原因】とは何か?
- なぜ、病院で検査をしても【原因不明】なのか?
- 「ながれ堂」ではどんなことをするのか?
- 一般的な整体とは何が違うのか?
などについて説明しています。
一時しのぎではなく、解決がゴールです
まずは「解決とは何か?」ということを整理しておきましょう。
「対処」と「解決」の違いです。
当院では、一時しのぎではなく、根本的に解決することを目的とします。
その為に、原因から改善することを大切にします。
自律神経のお悩みに限らず、あらゆる病気や不調は「結果」です。
「結果」には必ず「原因」があります。
つまりあなたのお悩みは、運が悪くて不調になったわけではなく、意味もなく偶然におちいったわけでもありません。
必ず何か、そうなった「原因」があります。
当院では、その「原因」から改善し、解決することを目的とします。
(※では「その原因とは一体何か?」という具体的な解説は、次以降の項目にてご紹介しております。)
一方で、現在世の中で一般的に「治療」と言われるものは、「結果」に対してアプローチしていることが多いと思います。自律神経に限らず、様々な不調において同様です。
例えば、、、
- 鎮痛剤で痛みを感じなくさせる
- 精神薬で感情を変える
- マッサージで強引にコリをほぐす
これらは、心身の不調という「結果」を変えていますよね。
その為、一時的には、心身の状態は変わるでしょう。
また、「結果」をいきなり変えるので、効果を感じるスピードも早いです。
しかし、、、
- そもそもなぜ、痛むのか?
- なぜ、精神状態が不安定なのか?
- なぜ、首や肩が凝るのか?
という原因まではアプローチされていないことが、ほとんどだと思います。
その「原因」が変わらなければ、一時的に「結果」を抑えることができたとしても、時間と共にいつかまた同じ「結果」が再発してしまいます。
よって、一時しのぎではなく根本的な解決の為には、結果ではなく、原因からの改善が必要不可欠です。
では、「自律神経のお悩みの原因」とは何なのでしょうか?
自律神経のお悩みの原因
意外にも(?)筋肉が関係している
自律神経の不調の原因は、実は科学的にはハッキリ解明されていません。
そのため、病院で検査をしても「原因不明」となることがほとんどです。
しかし当院では経験上、自律神経の乱れの原因は、筋肉の過剰な緊張にあることが多いと考えています。
過剰な緊張(=過緊張)とは、自分では力を抜いているつもりでも、無意識に力み続けてしまっている状態です。
筋肉は本来であれば、活動するときにはギュッと緊張し、休むときにはフワ―っと弛む(ゆるむ)という習性があります。
わたしたちは特に意識はしていませんが、実は全身の筋肉はそのときの状態に応じて、緊張と弛緩(しかん)を絶妙に調整しています。
しかし、諸々の事情から「過緊張」状態になると、、、
緊張状態がクセとなって身についてしまい、休むべきときにも、ゆるむことができなくなります。
ご自身で自覚のある場合とない場合とがありますが、このような状態であることが非常に多いです。
あなたはいかがでしょうか?
例えば、首や背中が常に張っていたり、寝ているときにうまく脱力できないということはないでしょうか?
あるいは、例えば自転車に乗っているときや、洗い物などの家事をしているとき、ソファーやコタツでゆっくりしているときなどに、なぜか肩に力が入っていたり、歯を喰いしばっていたり、など。。。いかがですか?
「過緊張」を、もっと分かりやすく表現してみます!
ではなぜ、その過緊張が自律神経に影響をおよぼすのか?
・・・という説明の前に、「過緊張」について、もう少しだけ捕捉します。
- 過緊張とは、先ほども紹介した通り、常にリキんでしまっている状態です。
- 無意識のうちに、身体の奥底で、筋肉が硬直しています。
- その状態がクセになって、身についてしまっています。
- なので、リラックスがうまくできません。(たとえ自分では休んでいるつもりでも、質の良い休息はとれていないんですね。)
※「過緊張」と同じ意味で、「筋肉の慢性疲労」とか、「硬縮」という表現が使われる場合もあります。ここでは「過緊張」で統一します。
さて、このような状態は、無意識的な緊張なので、自覚がない人もいます。
本人に自覚はないけれど、実際にはめちゃくちゃ緊張している! ということもよくあります。 (検査で分かります)
この過緊張を例えるならば、、、
「カラダを締めつける服を常に着ているようなもの」だと思います。
ちょっと、イメージしてみてください。
いまあなたは、体をギューッて締めつけるようなキッツキツな服を着ているとします。(例えばサイズの小さいスーツとか)
しかも、それが四六時中ずっと続いている。ずーーっと、脱げません。 寝ているときでさえも、着っぱなしです。その状態で、10年くらい過ごしているとします。
そんな状況だったら、どう感じますか?
・・・きっと、しんどいですよね。
少なくとも、リラックスはできないですよね。
筋肉の過緊張って、そんなイメージです。 実際には裸のときでも、過緊張した筋肉という衣に、締めつけられているんです。
だからこそ、この過緊張が解けたときは「なんか解放された気分」とか「身体が軽くなったように感じる」と言う方が多いです。
いかがですか?
過緊張について、イメージできましたでしょうか?
具体例を出しながら、さらに捕捉を進めますね。
過緊張が具体的に一番分かりやいのは、「コリ」です。
肩コリや首コリも、過緊張の一種です。緊張して、固まってしまっているわけですね。
「コリと自律神経が関係あるの?」
と思われるかもしれませんが、、、
経験上、とっても関係は深いです。
特に、「首コリ」と自律神経は非常に関係が深いです。
「首コリ パニック障害」
「首コリ 自律神経」
などで検索すると、参考になる情報がたくさん出てくるかと思いますよ。
当院でも、首コリがなくなることで自律神経の不調が回復する例は、多々あります。
それと、コリ以外では、「姿勢」も分かりやすいです。
例えば、猫背。
緊張している筋肉が、体を前に引っ張ることで、猫背になります。
体の緊張さえゆるめば、自然に立つだけで、姿勢は正しく戻ります。
なぜ、過緊張が自律神経に影響を及ぼすのか?
さて、話を戻しましょう。
ではこの過緊張が、なぜ、自律神経の不調と関係しているのでしょうか?
それは、、、
不自然なほど過剰に緊張してしまっている筋肉が、神経や血管、内臓などを圧迫してしまうからです。
当院では経験上、このような圧迫こそが、自律神経の不調を引き起こす原因だと考えています。
例えば血管が圧迫されれば、血流が悪くなります。
すると、身体に必要な栄養や酸素などが順調に巡らなくなってしまいます。
また、内蔵が圧迫されれば、その働きが制限されます。
例えば肺の周りの筋肉が肺を圧迫することにより、呼吸が浅くなります。
さらに、神経が圧迫されれば、全身の様々な状態に影響を及ぼします。
神経と言うのは、身体の各器官と脳とをつなぐ、道路のようなものです。
わたしたちの脳は、ふだん無意識的に、命令を出しています。
「心臓はこれくらいのスピードで動こう」
「体温はこれくらいにしておこう」
このようなことは、いちいち思考で考えていないですよね。
無意識的に脳が命令を出し、神経という道路を通って、身体の器官に届きます。
しかし、この道路が遮断されてしまうと、どうなるでしょうか?
脳からの命令が、全身にうまく伝わらなくなります。
すると、、、
先に紹介したような、「本来なら当たり前のようにできていた身体の働き」ができなくなってしまうのです。
その結果、人によって、動悸がしたり、呼吸が乱れたり、眠りに支障がおきたり、めまいや耳鳴り、痛みやダルさ、など各種の不調が現れます。
同時に、身体の内部がそのように不安定な状態であれば、精神面にも影響します。
体の状態と心の状態は、間違いなく、つながっているからです。
よって、うつ、不安感、倦怠感、気力の低下、などにもつながります。
このような見解から、「筋肉の過緊張による神経などへの圧迫」が、自律神経不調の原因であることが多いと、見立てております。
病院でいくら検査をしても「原因不明」な理由
このような筋肉の状態というのは、数値化できるものではありません。
画像で見ても、分かりません。
そもそも西洋医学では、筋肉の状態を重要視することはありません。
よって、病院でいくら検査をしても、「異常なし」「原因不明」で終わることが多いようです。
身体に異常がないということで、消去法的に、「精神的な問題」だと診断されることも多いと感じます。
その結果、対処的にクスリ漬けになってしまい、余計にお辛い思いをされているケースも決して珍しくはありません。
しかし、「異常なし」「原因不明」というのは、「西洋医学ではいまのところ異常が分からない」ということに過ぎません。
実際に、異常がないワケがないのです。
ですので、いくら検査をして「異常なし」「原因不明」だと診断されても、どうか諦めないでください。
筋肉の状態に注目することで、原因不明の自律神経の不調が無事に解決された人は、たくさんいらっしゃいます。
当院で行なうこと
1、自律神経を整える整体施術
当院では、自分でゆるめたくてもゆるめられない身体の緊張を、整体施術によってゆるめます。
すると、、、それまで圧迫されていた神経などが解放され、身体本来の働きを取り戻していきます。
その後、、、時間と共に、心身の不調が回復されていきます。
なぜなら、人間には誰しも自然治癒力があるからです。
身体の状態が整い、治癒力が本来通りに働くようになれば、あとは時間とともに自然に回復していきます。
ここで少し、イメージしてみてください。
あなたのカラダの奥底で、無意識のうちに力んでしまっていた筋肉が、ゆるみます。
圧迫されていた血管が、解放されます。
すると、血流がドクドクと順調に流れはじめます。
それにより、必要な栄養や酸素が全身へ運ばれます。
また、体外へ排出すべきだけれど体内にとどまってしまっていた老廃物も、しっかりと回収されます。
同時に、神経も圧迫から解放されます。
すると、過剰にたかぶっていた神経が落ち着きます。
・・・どうでしょうか?
そんなイメージをすると、あなたのお悩みも改善されるように思いませんか?
単なる整体マッサージとは違います!
筋肉の緊張をゆるめるといっても、単に強引にほぐすわけではありません。
当院で行う施術は、筋肉の状態を、本来のニュートラルな状態に戻すことを目的とします。
ニュートラルな状態とは、ゆるむべきときに必要なだけゆるみ、緊張すべきときに必要なだけ緊張するという状態です。
言い換えれば、本来通りに機能する状態です。
一般的なマッサージや整体では、多くの場合、身体を強引にほぐすことが多いです。力によって、グリグリと押したり、グイグイと揉んだり、ボキボキと矯正するようなやり方です。
その場合、筋肉の緊張を、一時的に解消することはできると思います。
しかし、上記のような「ニュートラル」な状態にまで戻すことは、なかなかできません。
というのも、外からの力によって強引にほぐしたとしても、それはあくまで一時的な効果です。
時間と共に、また同様の(もしくはそれ以上の)緊張が再発し続けてしまいます。
筋肉をゆるめるお薬「筋弛緩剤」も同様です。
当院では、身体の自然な働きを取り戻す「無痛自然療法」という療法で施術を致します。
この療法では、押す・揉む・叩くというようなことは一切いたしません。
優しく揺らす・軽く触れる・ほんのり引っ張るという、極めてソフトな優しい施術です。
外から力によって強引に状態を変えようとするのではなく、身体の自然な反応に寄り添い、身体の内側から自然にゆるむ施術です。
以上のことから、小さなお子さんからお年寄りまで、皆さん安心して受けられています。
※詳しくは、「当院の整体法」のページにまとめております。
※また、どんなことをする施術なのか、以下の約1分の動画でだいたいのイメージが分かります。
2、日常生活でのアドバイス
当院では、整体施術だけではなく、合わせて日常生活におけるアドバイスもいたします。
自律神経が乱れる原因は、筋肉の過緊張だと先に述べました。
しかし、それで全てが根本解決するわけではありません。
というのも、「そもそもなぜ、筋肉は過剰に緊張してしまうのか?」という疑問が残ります。
その根本的な原因は、ほとんどの場合、日常生活のなかにあります。
様々な生活習慣の蓄積です。
例えば、普段の姿勢、身体の動かし方、食事や薬など体内に入れるもの、生活リズム、睡眠の習慣、朝晩の習慣、環境、考え方など・・・です。
人間の心身にとって不自然な習慣を積み重ねるうちに、許容範囲を越え、過緊張が生まれます。
よって、根本的な原因である日常の習慣を改善しなければ、根本解決はできません。
単に施術を受けるだけでは、せいぜい一時しのぎの対処療法となってしまいます。
何度ゆるめても、その都度また緊張の原因を積み重ねれば、再度悪い結果が生まれ続けてしまうからです。
そこで当院では、生活面でのアドバイスをいたします。
私自身の経験とこれまでの事例をもとにして、お一人お一人の状態に合わせて最適だと思う内容を、その都度お伝えしています。
(食事方法、正しい姿勢のとり方、呼吸法、入浴法、セルフケアなど。)
「生活改善」というと、なんだか大変なことをするように感じられるかもしれません。
しかし、そんなことはありません。日常のちょっとしたことに気をつけるだけで、改善できることも多いです。
「知っているか、知らないか」
ただそれだけで、あなたの生活の過ごし方が、大きく変わります。
さて、このように・・・
当院の整体施術とあなた自身の生活改善。この二人三脚で解決へと向かうのが、当院の方針です。
即効性はありません。 ですが、それも「強み」です。
当院の療法の効果に、基本的には即効性はありません。
なぜなら当院では、「結果」ではなく「原因」の改善をするからです。
原因である筋肉の緊張状態が整のった後に、時間と共に新たな良い結果が生まれます。
この「時間」というのは、必要不可欠な要素です。
そのため、1度きりの施術で解決したり、1度の施術で急激に良くなるというわけではありません。
厳密に申せば、なかにはそういった「劇的な変化」をされるケースもあります。
しかしほとんどの場合、「即効性はなく、じわじわと改善していく」と予め想定されていた方が、安心かと思います。
当院では、だいたい平均で3ヶ月、計10回前後の通院で無事解決し、通院を卒業されるケースが多いです。
慢性の度合いや症状によって個人差はあります。
これについて詳しくは、「通院回数の目安」や「解決に至るまでのモデルケース」のページをご覧ください。
「少しでも早く良くなりたい」
そのような願望を抱かれることは、当然です。それに越したことはないですものね。
しかし、あなたが現在お悩みの不調に至るまでには、これまでに時間をかけて原因を積み重ねてきたという背景があるはずです。
それが解決に至るにも、ある程度の時間はかかることが、自然です。
それは例えるなら、「ダイエット」と同じようなものだと、私は思っています。
運動や食事制限などでダイエットをしていても、1日や2日でいきなり大きく痩せることは、ないですよね。
そうではなく、数ヶ月かけてじわじわと、少しずつ、体重が減っていきますよね。
このように、体質が変わるということは、ある程度の時間や期間が必要です。
ですが、どうか悲観しないでください。
不調が「いきなり急激に回復する」のと、「じわじわと少しづつ回復する」のとでは、長い目で見ると後者の方が、圧倒的に良いです。
なぜなら人間の身体には、少しずつの変化ほど、しっかりと定着しやすいという習性があるからです。
反対に、急激な変化は身体に馴染みづらいという習性もあります。つまり、一時的に急激に良くなっても、ぶり返してしまうことが多いです。
※ダイエットもそうですよね?不自然なくらいあまりにも急激に痩せすぎてしまうと、リバウンドがしやすいです。
なぜ、少しずつの変化の方がカラダにしっかりと馴染みやすいのか?ということを、少し解説します。
人間の身体には、「恒常性」(こうじょうせい)という性質があります。「ホメオスタシス」と表現されることもあります。
これは、「一定の状態を保つ」力のことです。
例えば体温をイメージしてみてください。
暑くなれば、汗を出して熱を下げようとします。
寒くなれば、身体を震わせてその振動により熱を高めようとします。
身体はこのように、普段の状態から変化が現れると、元に戻ろうとします。
大きな変化であればなおさらです。
これは、様々な不調の回復においても同様です。
あなたの不調な状態が定着してしまっている場合、一度急に良くなったと感じても、またすぐに戻ってしまう傾向が強いです。
一方で身体には、「可塑性」(かそせい)という性質もあります。
これは、少しずつの変化を経て、定着していくという意味です。
1番理想的なのは、自分でも気づかないくらいの変化です。
「昨日と今日で、何が変わっているのか良く分からない。」
「ほんの少しだけラクになったかな~?という程度。」
でも、、、
それを積み重ねていき、数週間~数ヶ月が経って振り返ったとき、
「数ヶ月前よりは確実に変わっている!」
このような変化が、実は1番、身体に定着しやすいです。
つまり、悪い状態へぶり返さずに、良い変化が身体にしっかりと馴染んでいきます。
当院では、それに合わせて通院のペースを調整しております。
このホームページにて何度もお伝えしておりますが、「とにかく即効性を求める」という方は、当院には合いません。
しかし、本当に「解決」を望まれるならば、どのような方法であれ、ある程度の時間を考慮するのが実は1番の近道だと思います。
是非、「時間」という要素を味方につけてみてください。
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