◆◆◆◆◆症例の紹介◆◆◆◆◆
めまい、頭痛、首こり(30代、女性、会社員」)
※「免責事項」:こちらに掲載された事例やお客様の体験談は、個人の感想や成果によるものであり、万人への効果を保証するものではないことをご理解ください。施術による効果には個人差があります。
どのような症状か
約半年前に自宅で倒れ、救急車で搬送された。
病院では「メニエル病」と診断され、薬を数種類、処方される。
医師の指示通り服用するが、症状は改善されず。
他の病院へも通うが、原因不明で、服用する薬が増えるばかり。
マッサージ、鍼灸院などへも通うが、改善はされず。
その後、心療内科にて、受診する。
新たな薬が処方され、服用する種類が増える。
常に、フラフラと、揺れている感じがする。
肩こり、首のこりも半端ではない。
後頭部が重い感じ。
夜は、あまり眠れない。
見立てと施術
首と肩を中心とした、身体の過緊張。及び、複数種の薬物を常用することによる、自律神経の乱れと推察。
初回は、全身を緩め、調整をする。その結果、首と肩のこりが、激減したことを自覚。
指導と経過
通院期間、2ヶ月。施術回数、9回。
長期間の多剤投薬に起因する好転反応を懸念、はじめにそれを伝える。
案の定、2回目の施術後、体調が悪化。
数日間、安静にすることにより、体調は徐々に回復。
その後、初回より約一か月間で、合計7回施術。
体調は、日常生活に支障がない程度になる。
8種類処方されていた薬は、すべて本人の意思により服用中止。
その後も、二週間~一ヶ月に1回程度、施術継続。
初回より二ヶ月後には、ほぼ通常状態に復調。
現在も、メンテナンスのため、一ヶ月に1回程度、来院中。
ひとこと
現在、たいへんに多い症状です。
圧倒的に女性に多いですが、男性の方も多数お見えになっています。
病院では、内耳のリンパ水腫と診断されることが多いようです。
しかし、本当の原因は、身体の過緊張と、自律神経の乱れが多い。
私は、そのようにみております。
特に、首の筋肉の過緊張が、さまざまな弊害を招くようです
しかし、首をいくらマッサージしても、効果はありません。
そればかりか、強いマッサージは、更なる緊張を招き、却って悪化させる場合があるからです。
首は、非常にデリケートな部位です。
取り扱いには、細心の注意が必要です。
また、病院で、薬物治療で治癒しない場合、「精神的なもの」と言われ、心療内科を紹介されることも多いようです。
パニック障害や過呼吸、あるいは精神不安定を起こす方も多いからです。
しかしほとんどの場合、処方される薬が増えるだけです。
その結果、余計に症状を複雑化、悪化させてしまう場合が多いようです。
そして、
「これだけ薬を飲んでるのに、治らない」
「一生、このままではないか」
そう考えてしまうようです。
不安、焦り・・・
そうやって、ますます苦しくなります。
完全に、負のスパイラルにはまっています。
でも、私たちからみれば、みなさん、逆をやっておられます。
そんなにたくさん薬を飲むから、治癒しないのです。
薬を服用すると、交感神経が亢進します。
血管が収縮し、血液の循環を阻害します。
体液のペーハーバランスが崩れ、免疫力も落ちます。
たった一粒の錠剤でも、薬の効果は強力です。
身体に、深刻な影響を及ぼします。
それを複数、しかも長期間服用したら、いったいどうなるでしょうか。
少し考えてみれば、わかることなのに、みなさんお医者さまの指示や処方を盲信されます。
私たち整体師は、医療従事者ではありません。
ゆえに、薬の服用や中断の指導は、やってはなりません。
私たちができるのは、一般教養をお話したり、経験をお伝えするだけです。
その結果、どうされるかは、みなさん次第です。
前述の通り、首はたいへんデリケートな部位です。
首の過度な緊張や疲労が、さまざまな症状を招きます。
首は常に、約6キロの頭を支えています。
その厳然たる事実を考えれば、なぜ首が疲労したり、緊張するか、それがよくおわかりかと思います。
大切なのは、姿勢の改善であり、生活習慣の改善です。
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