脱サラして整体師となり、さらに指導者となる私を育ててくださった師匠

【栄養成長から生殖成長へ】

昨日、門下生である村地 友寛先生が、久しぶりに講座へ参加してくれた。

私が初めて彼に会ったのは、3年半前、2013年2月。

当時、彼は休職中であった。

念願かなって大手一流企業に就職し、勤務していたが、真面目さゆえ、働き方、生き方に悩み、苦しんでいた。

そんな中、以前から興味があった整体の仕事について尋ねるべく、私に話を聞きに来た。

彼の決断と行動は、非常に速かった。

すぐに入門を決意し、4月から私のもとで学び始めた。

そして、その1年後に講座を修了。

京都市右京区西院に、自分の整体院を構えた。

京都市内は、たいへんな激選区。

そんな場所に初心者が店を構えるなど、無謀も甚だしい。

案の定、彼は苦労した。

もうダメだと思ったことも、一度や二度ではないだろう。

しかし、彼は踏ん張った。

努力に努力を重ね、たった1年で経営を大きく伸ばした。

彼は、講座を修了する時に、こう誓った。

「僕は、この講座と仲間が大好きだ。だから、講座と仲間のために、何としてでも成功する」

彼は、誓いを守った。

私は、嬉しくて、嬉しくて、泣けた。

そんな彼は、栄養成長から、生殖成長へと、次のステージへ進もうとしている。

栄養成長とは、自分のための成長。

生殖成長とは、次世代のための成長。

「生殖成長とは、花芽をつくり、花を咲かせ、実を結んで種をつくること。 次世代のための成長で、ある程度栄養成長が進んだ状態でないと行われない」

そう、彼は私と同じく、後進の指導育成を開始しようと決意したのだ。

今回は、その準備の一環として、講座へ参加してくれた。

私自身も、次のステージへと進もうとしている。

なので、彼が後進の指導育成を担ってくれるのは、たいへん心強く、心から嬉しく思う。

誰もが安心して、自分らしくあれる社会を取り戻すために。

人間だけでなく、すべての命を尊重する世界を実現するために。

地球や自然に対する、傲慢と冒涜を反省するために。

これからも、力を合わせ、共に成長して行きたいと願う。

村地先生、いつもありがとうございます。

先生の新しい取り組み、出来る限りの応援をして参りたいと思います。

何とぞよろしくお願いいたします。