こんにちは!京都市西院「無痛整体ながれ堂」のブログです。
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本日は書籍のレビューです!
【精神科医 隠された真実~なぜ心の病を治せないのか~ / 斉尾武郎】
著者は精神科、内科を経て、現在は企業の産業医・精神科顧問医。
様々な人の処方箋、診断書を見る機会があるなかで、多くの精神科医の処方の仕方に、「ワケが分からない」と感じることがしばしば。
「なぜここでこの薬を?」
「これでうつ病が治せるのか?」
「こんな処方では、かえって悪くなるのでは・・・」
現場で経験した実例をもとに、精神医療の裏側や問題点を叫ぶ。
その問題点の要約を、以下に箇条書きでまとめてみます。
●内科や外科と違い、基本となる診断方法や治療方法が定まっていない。客観的に納得のいく評価基準もない。そのため、主治医の感覚とさじ加減で対応されてしまう。
同じ状態の患者を診ても、医者によって診断が異なることが往々にしてある。他の科ではあり得ない曖昧さ。
●身体の病気でも、精神科にかかると「精神疾患」と簡単に診断されてしまう。例えば低血圧によって気分が優れない状態であっても、血圧を測ることすらなく、医師の主観で「うつ病」と診断されてしまう。(そして抗うつ薬などの向精神薬が処方される)
●うつ病の原因とされているモノアミン仮説では、抗うつ薬を使っても効果が現れるまでに数週間かかる理由を説明できない。矛盾している。
●多剤大量処方により、どの薬が効いている or 効いていないのかの見分けがつかない。副作用かどうかの見分けもつきづらい。
●服薬した後に不調が増えても、それを副作用ではなく、「もとの病気が進行した」と(根拠なく)判断されることが多い。そして更なる薬の上乗せをされる。
などです。
精神医療被害者の方による問題提起などは多いですが、精神科医自身である著者が、このような問題提起をされる姿勢に敬意を抱きます。
以下は「あとがき」の1ページです。
院長によるひとこと。(いや、ふたこと。)
精神疾患の診断基準については、一般的に、「DSM-5」や「ICD-10」というものがあります。
しかし、その基準が決められた根拠自体も、決して明確ではないとされています。
なぜなら、病気の基準が多数決で決められており、西洋医学で本来重視されるはずの科学的根拠はないからです。
その選考委員の半数以上に、製薬会社からの賄賂が渡っていたという噂?事実?も耳にします。
いずれにせよ、そのような話が出回るほどに、曖昧な決め方だと言えます。
向精神薬の多剤大量処方は、日本独特の習慣と言えます。
海外では単剤処方が基本。多くても2剤まで。
3剤以上の処方をする国はほとんどありません。
それに対し、日本ではほぼ半数の人が3剤以上の処方をされています。(そのなかには、10剤以上という人もいる。)
近年では、その危険さを厚生労働省も認め、減薬の指針を出しています。
<抗精神病薬3剤以上処方の割合(中央値)【入院患者 】>
※国立精神・神経医療研究センターのホームページより
<海外との比較>
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