高血圧

【高血圧はそんなに悪いもの??】

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こんにちは!京都市西院「無痛整体ながれ堂」のブログです。

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いやはや、高血圧症と診断され、降圧剤を服用中の方、非常に多いですね。
当院へ来院される方も、非常に多くの方が高血圧とおっしゃられています。

そういえば先日、こんなシーンも。

「では、血圧どれくらいなんですか?」
とお尋ねすると、
「いや、、、数値は忘れちゃった。とりあえずお医者さんに言われたから降圧剤飲んでるよ。」
とのこと。

うーむ、、、偉そうなことを言うようでたいへん恐縮ですが、、、
個人的には、ご自身の大切な体内に入れるものについて、もう少し慎重になった方が良いのではないかなーと思います(・_・;)

もしもあなたのカラダに何か不具合があったときに、誰も代わってはくれませんし、誰も責任はとれませんので。

(※万一のときの損害賠償や保険という仕組みはあるかもしれません。しかしそれにしても、損なわれてしまった本人の体調は戻ってきません。)

今回の場合、せめてご自身の血圧の数値や、なぜその数値だと高血圧だと診断されるのかという根拠は知っておいた方が、、、
と、余計なお節介ながら心配になってしまうこともあります。

すみません、少し脱線しました(^^;
高血圧について、以下にざっくりとまとめてみました。

なぜ血圧はあがるのか?

さて、いったい国内でどれくらいの割合の方が高血圧なのかと調べてみると、現在ではだいたい約2.5人に1人が高血圧症とされているそうです。

高血圧ではどんなリスクがあるかというと、脳卒中心筋梗塞などの危険が高まるとされています。
しかも普段は自覚がなく、急に発症する為「サイレント・キラー」という怖い名称もあります。

しかし一方で、全く反対な研究結果や意見もあります。

  • 高血圧を無理やり下げると、脳卒中の危険は余計に高まる。(特に脳梗塞が。)
  • ガンなどをはじめ、他の病気の発病率が増えてしまい、結果的に早死にしてしまう。

など。。。

1992年の厚生省保健局によるJATE研究、1993年茨城県調査、1980年のNIPPON研究などによる結果より


果たしてどちらが正しいのでしょうか??

ここで、「そもそもなぜ、血圧は上がるのか」
について考えてみましょう。

何らかの事情で血管が固くなっていたり汚れたりしていると、それまでと同じ血圧では、全身に血を巡らせることができません。

つまり、血流が悪くなります。
身体に必要な酸素や栄養素を十分に届けることができなくなります。

それはまずいということで、カラダは無意識的に圧力を上げて、血流を良くしようとします。

これが、血圧が上がる仕組みです。
必要だから起こっている現象だと言えます。

血圧を強引に下げるとどうなるか?

ではここで、降圧剤によって血圧を強引に下げてみましょう。

依然として血流が悪い状態が続いてしまいます。
各細胞に栄養や酸素が行き渡らず、排出すべき老廃物も、淀んだ血流内に漂い続けてしまいます。

必要なものを取り込めず、不必要なものが排出できない状態です。
これでは、様々な病気になるのも想像に難くありません。

薬はどんな作用があるのか?

さらに、薬の使用による副作用の問題があります。

現在の降圧剤で代表的な種類は、カルシウム拮抗剤と言われるものです。

血管の細胞に作用し、血管が収縮せずに拡張したままにすることにより、血圧が高まるのを防ぎます。

具体的には以下の通りです。

全ての細胞には、カルシウムチャネルと言われる、カルシウムが出入りする穴があります。
この穴をカルシウムが通ると、細胞は収縮するという習性があります。
血管の場合、縮むと血管が細くなり、血圧が上がるという仕組みです。

なので、その穴を塞いでしまい、カルシウムが通らないようにしているわけです。
すると血管は細くならないので、血圧も高まりません。

カルシウム拮抗剤
↑クリックすると大きくなります。
(松本光正「高血圧はほっとくのが1番」p.62より拝借)

しかーし!!

ここで問題が2つ!

1つ目は前述の通り、カラダにとって必要な働きをむりやり抑えてしまっているということです。

本来、生命活動にとって必要だからカルシウムチャネルがあり、細胞の伸縮という機能があるわけです。
その結果血圧が上がるという現象も同様に、そのときのカラダの状態では必要なことだからこそ、起こっている思います。

そして2つ目。
どんな薬でもそうですが、血管の細胞にだけ都合よくアプローチするなんてことはできません。

体内に入った以上は、ありとあらゆる細胞に同様の作用を引き起こします。

色々な細胞のカルシウムチャネルを防いでしまうことにより、本来通りの順調な働きができなくなる可能性も大いにあります。

例えば免疫細胞がうまく働かなくなれば、当然免疫力が下がります。
ウイルスなど不要物が体内へ入ってもそれを退治することができず、たちまち病気になってしまいます。

降圧剤を服用されている方ほどガン患者が多いのは、こんなところも関係しているのではないでしょうか。


~まとめ~

「血圧が高いから薬で下げる」
のではなく、
「なぜ上がらざるを得ないような状態になっているのか」
という原因に目を向け、改善することが大切ではないでしょうか。

その際、老化現象として、年齢を重ねるほどにある程度は(※)血管が固くなり、血圧が上がるのは自然な現象です。
顔にシワができたり、白髪になるのと同じです。
(それらは別に病気ではないですよね?)

※もちろん、高すぎるのは問題です。
その場合は単に結果を下げるのではなく、「なぜ高くなっているのか」という原因を見つめ、そこから改善していくことが大切だと思います。ほとんどは、日常生活のなかにその要因があるはずです。

ご注意点!

高血圧とヒトコトで言っても、状態は人によります。
数値が140という人もいれば、200という方もいます。
また、身体のどこかの器官に持病をお持ちの方もいらっしゃいます。
それらの事情を踏まえて、降圧剤との付き合い方を考えるべきと思います。

その点を踏まえ、もし安易な降圧剤使用に不安を感じられたとしてもご自身でいきなり断薬することはせず、医師との相談のもとで今後の方針をご判断ください。

あらゆる場合において、常用していたもののいきなりの断薬は危険とされています。


【編集後記】

デリケートな話題で、賛否両論かと思います。
しかし、こういう見方もあるということを知って頂き、ご自身の大切なカラダを
ご自身で労り、ケアする為の参考になれば幸いです。

「130-85」という現行の血圧基準値の判断理由なども興味深いポイントです。
以前は「180-100」だったのに、何故たった8年間でこんなに基準が下がったのか。
そちらはまたの機会に!




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村地友寛

村地友寛

自律神経専門「無痛整体ながれ堂」代表。元証券会社営業マン。会社員時代に自律神経失調症となり、心療内科で精神薬を3種類処方されながら休職していたが、一向に回復せず。その後、整体と生活改善によって無事に根本的に解決した経験を持つ。その後、自分自身も脱サラして整体師へと転身。現在は、「自律神経の不調は自然治癒で回復することが、社会常識になる」という夢に向けて活動中。整体院だけでなく、後進の育成や、プロ治療家向けの勉強会なども開催している。

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