「食」のこと

「遺伝子組み換え作物」って、何がダメ??

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どーも!無痛整体ながれ堂の村地です!

前回の「遺伝子組み換え食品って、そもそも何やねんっ!」の続きです。

今回のテーマは、「遺伝子組み換えは一体何があかんねんっ!」です。

ちと長くなりそうなので、2回に分けます。
今回は、「遺伝子組み換え作物が合法化して流通するまでの経緯」を。次回に、「流通後の数年の経過」について書いてみます。




さて、
「人間が遺伝子組み換え食品を食べると、
ハッキリとこういう効果がありますよー!
こんな病気になりますよー!
早死にしますよー!」

ということをお話すると、多分思われていると思います(笑)

でもね、このことについて、実は証明できません。
少なくとも現状では、誰にも分からないことなんです。

理由は2つあります。

  • まず、遺伝子組み換え食品が開発され流通されるようになって実はまだ20年くらいです。
    つまり、20年以上食べ続けたときにどうなるか、それを経験した先人は未だいません。
    私たち現代人が、実験台として実験中と言えます。
    わたしも、あなたも、ジッケンダイ(*_*;
  • 次に、人が長期的に不調になるには色んな要因が絡み合っています。
    長年の時を経て何か不調が起きても、それが「遺伝子組み換えが原因だ」とピンポイトで証明する術はありません。
    他の生活習慣が原因として関わってる可能性もありますしね。。。

以上の2点から、ハッキリと「こんな不都合があるよ!」
と証明することは残念ながらできません。

だからこそ多くの人が「ハッキリ分からんけど、なんとなーく不安だな~」とぼんやり感じているのではないでしょうか。

はたまた、
「よう分からん。。。けど、世界で合法的に流通してるんやから、それほど危ないもんでもないんちゃう?」
というご意見もあるかもしれません。

しかし!
これまでの浅い歴史からでも、充分すぎるくらいにその危険性を推察することはできます。

そこで今回はまず、そもそも遺伝子組み換え作物が合法的に流通することになった、「安全性の(脆〜い)根拠」をご紹介します。




遺伝子組み換え作物の生産会社(主にモンサント社)はその安全性を表明しています。
動物実験をしたうえで、安全性を謳っています。
その安全性をもとに、世界で流通しています。私もあなたも食べています。
くどいようですが、「その安全性をもとに」ね。

しかーし!!

その安全性の根拠は、実はなっかなか不明確です!
とても都合の良い解釈がなされていると感じます。

その現状を見てみしょう。

90日間の動物実験

モンサント社(遺伝子組み換え作物の世界シェア90%の企業)は、ラットのエサに遺伝子組み換え食品を食べさせた実験結果として、安全としています。
このときの実験は90日間です。

一方、近年フランスのカーン大学が独自に実験をし、その結果をまとめた論文が2012年に発表されました。
この実験は、ラットの平均寿命である2年間続けられました。
エサにモンサント社の遺伝子組み換え作物を与えるグループと、そうでないグループに分けて。

結果、、、遺伝子組み換え作物を与えたグループのラットの半分以上は、癌になり2年以内に死んでしまいました。

なかには成長の過程で奇形となる例も多くありました。
以下はこのときの有名な写真です。

遺伝子組み換えの実験

興味深いことに、実験を開始して90日を越えたあたり(特に100~120日あたり)から、死んでしまうラットが続々と出始めました。

ん?90日??

そう、生産者であるモンサント社がちょうど実験を打ち切る頃です。

えーっと、、、
「モンサントさん、知ってたんじゃね!?」

モンサント社はラットに影響が出始める頃を把握していて、そのギリギリの時点でやめた研究結果を、安全性の根拠として提示しているのではないでしょうか。

もちろん証拠はありませんし、90日で実験を打ち切る例というのは農薬関係の実験ではよくあるみたいです。
しかし、、、なんとも不可解です。

※ちなみにこの実験の論文は、不十分な実験だったということで、発表した出版社から後日撤回されています。
ですが、モンサント側の圧力により撤回されたという説が有力です。
というのも、元モンサント社員のグッドマン氏がこの出版社の編集に携わるようになってから、急に撤回されたという経緯があります。
そもそも発表前に入念に査読されている論文が撤回されるというのは、極めて稀なことだそうです。
グッドマン氏本人は否定しているので、真実は分かりませんが。。。

合法化の背景

1990年代前半
遺伝子組み換え作物は、その産みの国であるアメリカで合法化される際に、大勢の同意ですんなりと決定されたわけではありません。
はじめはその危険性が懸念されていました。

「遺伝子組み換えて、そんなん流通させて大丈夫かいな。人が食べるんやで。。。ほんまに大丈夫なん?」
こんな感じだったのではないかなーと思います(^^;

画像の説明

しかし、モンサント社関連の重役(法律顧問)であった人物がFDA(日本でいう厚労省)の副長官に就任して権限を得た途端に、サクッと合法化されたという経緯があります。
(マイケル・テイラーという人です)

ちなみにこのおっさ、、、この人、FDAを退任した後にモンサント社の副社長に就任してます。。。
更に言うと、現在はオバマ政権下でまたFDAに戻り、今度は長官をしてます。。。
なんちゅう分かりやすい天下り。

超巨大企業と政治、これらの利権が噛み合った上に、現在の遺伝子組み換え食品の「安全性」ができあがっています。

この経緯を踏まえて、それでも、「流通してるからまぁ大丈夫っしょー!」と思うでしょうか。。。


本日のまとめ

遺伝子組み換え作物の安全性の根拠とされた動物実験は、悪い効果が出るより前のわずかな期間でされていた。
そして合法化の際には、政界に影響力のある巨大企業の意図があった。

次回のテーマは、

「な、なるほどな。。。起源を知るとなかなか恐ろしいやないかいっ。ほな、実際にこの20数年間に起きた影響はどないでっか」
です。

冒頭の通り証明こそできないものの、明らかに関連性がありそうな病気が既に多発しております。。。


今回は以上です。
お読み頂きありがとうございました。
少しでも、あなたの食生活と健康のお役に立てれば幸いです。



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村地友寛

村地友寛

自律神経専門「無痛整体ながれ堂」代表。元証券会社営業マン。会社員時代に自律神経失調症となり、心療内科で精神薬を3種類処方されながら休職していたが、一向に回復せず。その後、整体と生活改善によって無事に根本的に解決した経験を持つ。その後、自分自身も脱サラして整体師へと転身。現在は、「自律神経の不調は自然治癒で回復することが、社会常識になる」という夢に向けて活動中。整体院だけでなく、後進の育成や、プロ治療家向けの勉強会なども開催している。

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